中国貴州省とそこに住む少数民族の事を主に書いてます。また、希望工程を通して見た中国農村部の教育の現状や中国の農村の様子についても書いてます。


by sakaijiu1
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日本での生活に見切りをつけ、貴州省の凱里市に移り住んだのですが、exciteブログは、中国からは特別なソフトや方法を使わないと繋がらない事を、中国に来てやっと知りました。それで止む無く、このブログをexciteから、gooへ引っ越した次第です。


長い間exciteを使わなかった事もあり、パスワードを忘れてしまい自分が書いていたexciteブログにもアクセス出来なかったのですが、やっとの事でパスワードも思い出しアクセス出来ました。


黔東南加強郷の苗族の村で。服装から俗に黒苗と呼ばれている。

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貴州省には三年程住んでいたのですが、今は雲南省大理州に滞在中です。貴州の事よりは、最近は雲南省の事が多いのですが、興味がおありでしたら今書いているブログも覗いて見てください。


中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族の事を紹介しています。

http://blog.goo.ne.jp/nihaoguizhou
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# by sakaijiu1 | 2016-03-26 05:02 | その他

牛癟・山羊癟とは

牛癟・羊癟について
癟とは侗族の言葉、音をこの漢字で表したもので、牛や山羊の胃や腸の中にある未消化の食物を意味するそうです。牛や山羊を食べるため屠殺したときに、牛や山羊の胃や腸の中には、食べた草などが完全には消化されないで残っています。その未消化の物を癟と言うとの事。
したがって癟という漢字を辞書などで調べても当然、そういう事を意味するとは書いてありません。
貴州省黔東南苗族トン族自治州の榕江県や黎平県や从江県などでは、農貿市場と呼ばれる市場で、牛や山羊の胃や腸から取り出した残留物、つまり癟を売っているのをよく見かけます。また、この地域の農貿易市場では、調理した出来合いの山羊癟や牛癟を売っているのをよく見かけます。
貴州省では榕江、黎平、从江以外の地域では癟を売っているのを見たことはありません。他の所で見た記憶がありません。

これは黔東南の黎平県の肇興郷にあるトン族の村の農貿市場で見かけた牛の癟です。値段は聞くのを忘れました。
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こちらは山羊癟です。榕江県のトン族の村で売っていた山羊の癟。
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その未消化の物を、牛や山羊の肉や内臓などとともに食べるという料理、その癟を調理して食べる料理が牛癟や山羊癟と呼ばれてるようです。

この料理は貴州省では黔東南の从江、黎平、榕江などにしか見られないようで、貴州省以外には広西省の三江や湖南省の侗族の住む地域にはあるとのことです。

私も凱里市に住んでいる時に、初めて山羊癟・牛癟という料理を知り、そして凱里市で初めて牛癟や山癟という料理を食べました。
凱里学院で授業を受けているとき、一人の先生がたまたま黎平県出身の人で、授業の際、侗族の特色ある料理の一つに山羊癟・牛癟という食べ物があることを教えてくれたのです。
そしてその先生がよく行くという凱里市にある山羊癟・牛癟の専門店を教えてくれたので、その店で山羊癟・牛癟を初めて食べました。それから山羊癟や牛癟を大変美味しいと思うようになりました。私は、牛癟よりも山羊癟の方が好きです。
今は貴陽市に住んでいますが、貴陽市には牛癟や山羊癟専門に売る店は少ないようで、ほとんど見かけません。
貴州省でも榕江、黎平、从江以外の地域では癟を売っているのを見たことはありません。凱里市でも癟を売っているのは見ませんでした。
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# by sakaijiu1 | 2011-06-30 09:45 | 貴州の食べ物
私が現在住んでいる所は貴州省黔東南苗族侗族自治州凱里市です。その名が示すように苗族と侗族が人口の80%を占め、漢族は20%にしかすぎません。

先日こちらでも端午の節句がありました。(注こちらは旧暦で行われます)ここ凱里市でも、端午の節句に粽を食べるのは勿論ですが、この日には家に菖蒲やヨモギを飾る風習があり、改めて日本と貴州省の少数民族との習慣の近さに驚きました。この日には、ここ凱里辺りでも菖蒲やヨモギを手にして家に帰る人々を見かけチョッと吃驚しました。

知り合いの中国人のマンションに行ったら、入り口に菖蒲とヨモギが掛けてありました。
おそらく端午の節句の日に農村に行けば、農家の軒先にはヨモギや菖蒲が飾ってある光景が見られたことと思います。ここ凱里市ではマンションに住む人が多いので軒先に菖蒲やヨモギが飾ってある光景は見ることは出来ません。

菖蒲やヨモギを飾るのは、日本と同じで厄除けの意味があるそうです。また、聞くところによると侗族や一部の苗族の間では、この端午の節句にはヨモギや菖蒲を煮たお湯で体を洗うとの事です。
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# by sakaijiu1 | 2010-07-29 20:43 | 黔東南苗族侗族自治州
4月には日本での生活に区切りをつけ、日本を離れ、4月中旬に貴州省に引っ越して来ました。
私は、今貴州省の黔東南苗族侗族自治州凱里市というところに住んでいます。
当分の間、ここ凱里市で暮す予定でいますので、このブログもここ凱里市からの更新となります。

貴州に移ったらブログを頻繁に更新しようと張り切って来たものの、今私が住んでいる中国からはeXciteブログにはアクセス出来ませんでした。それで4月以降、3ヶ月間ほどブログが更新出来ませんでしたが、最近になって中国からeXciteブログにアクセスする方法をヤット探し出しました。それで今日は久しぶりのブログの書き込みです。

eXciteブログには、こちらからはアクセスできないので、ブログも別なサイトで始めようとしていたのですが、何とかここ貴州からもeXciteブログにアクセスする方法を見つけたので一安心しているところです。中国からは、他のブログサイトにもアクセス出来ない所が多いですが、特にeXciteブログは中国からアクセス出来ないことで有名のようです。
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# by sakaijiu1 | 2010-07-02 17:04 | 貴州省

蒟蒻と魔芋

司馬遼太郎は「街道をゆ」く〈20〉中国・蜀と雲南のみち (朝日文庫)の「コンニャク問答」の項でコンニャクについて書いています。「西晋時代(256~316)に、左氏(?~308)というすぐれた詩人がいた。(中略)その代表作が『三都賦』である。」(p36) ・・・・・ その『三都賦』の中の「蜀都賦」のなかに「コンニャク」という文字が出ているのである。」(p38)というように著書に中でコンニャクについて触れています。

最近便利だなと思うのはネットで検索するとその左氏が書いた『三都賦』が閲覧できることです。その「蜀都赋」には「甘至自零,芬芬酷烈。其园则有蒟蒻茱萸,瓜畴芋区。甘蔗辛姜,阳蓲阴敷。」とあり確かに「蒟蒻」という言葉があります。

だいぶ前に、この「蜀と雲南のみち」の「コンニャク問答」を読んだ時よく理解できなかったのは、「その『三都賦』の中の「蜀都賦」のなかに「コンニャク」という文字が出ているのである。 ・・・・さらに注として蒟蒻の植物の特徴をのべ・・・・」と書いてありますが、その注が載ってる本の書名が何なのかということでした。

ネットを検索して、今回分かったことは『三都賦』などに注釈を施した「文選」の「卷四 赋乙」の中の「蜀都賦」で蒟蒻の注として「(113)蒟,蒟酱也。缘树而生,其子如桑椹,熟时正青,长二三寸,以蜜藏而食之,辛香,温调五(脏)〔藏〕。蒻,草也。其根名蒻头,大者如斗。其肌正白,可以灰汁,煮则凝成,可以苦酒淹食之。蜀人珍焉。茱萸,一名茶也,畴者,界埒小畔际也。杨雄《太玄经》曰:阳蓲万物。言阳气蓲」とあります。

司馬遼太郎が注として引用した本は「文選」であり、その「卷四 赋乙」の中の「蜀都賦」の蒟蒻の注として書いてある項からの引用だったのです。この「文選」もネットで前文閲覧できます。

雲南省、四川省など蒟蒻を食べるところでは「魔芋」という呼び名が一般的のようで、蒟蒻と言う言葉はあまり一般的ではないようです。

NHKで以前放送された番組に「天涯にきらめく棚田の里~貴州省ガンデュー村~」という番組があります。その中で、苗族の人が出稼ぎを辞めようとして換金作物として最近高く売れる「蒟蒻」の栽培を始めた事を紹介していたような記憶意ありますが、最近中国でも以前よりは蒟蒻・魔芋がよく食されているようです。この番組の中で苗族の人が「蒟蒻」をどのように呼んでいたかは忘れました。

4月に貴州に向かう予定ですが、苗族の人が蒟蒻をどのように呼んでいるか今度はしっかり聞いてきたいと思います。
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# by sakaijiu1 | 2010-03-28 03:05 | 貴州の食べ物