中国貴州省とそこに住む少数民族の事を主に書いてます。また、希望工程を通して見た中国農村部の教育の現状や中国の農村の様子についても書いてます。


by sakaijiu1
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中国の失業率は9%台?

中国社会科学院が最近調査したところ中国の都市部での失業率は9.4%だったそうです。(中国新聞週刊による) この調査では中西部地区での失業率はすべて10%を超え、中西部大都市では10.1%とのことです。 この中国社会科学院の失業率は9.4%という数字は中国当局(人保部)が発表した08年度7-9月期の失業率は4.0%という数字とは約2倍近い開きがあります。

昨年の大学生の失業率は都市部の平均失業率9.4%よりもっと高く12%だそうですが、昨年8月の段階では大学を卒業して仕事についた人は70%とされていますが実際はもっと少ないと話す人もいるようです。

昨年来の世界的金融危機により世界中の多くの国々で失業率が大幅に上昇する状況のなかで、中国もアメリカ発の金融危機の影響を受け沿海部での企業の倒産や撤退や減産が続くなかで中国当局の発表した失業率4%台という数字には多くの人が違和感を抱いていると中国のある新聞(広州日報2009-01-08)は報道しています。

この報道によれば中国当局の発表した失業率は、1999年から2001年の3年間の失業率はそれぞれ3.1%、3.1%、3.6%であり、2002年以降現在に至るまで一貫して4%台を維持しており、その間は最高でも失業率は4.3%を超えたことがないとされているがこの数字は大いに疑わしいとも指摘しています。

中国では70年代末までは計画経済の下、都市部の仕事がない人は政府の労働部に行き、まず登記することが義務付けられていたとのことです。この登記をして仕事の配分を待つ人を「待業者」と呼んでいたようです。改革開放が始まり政府が仕事を統一して配分する制度が無くなって1944年から従来の「待業者」と呼んでいたのを中国でも「失業登記」と呼び名を変更したそうです。

この「失業登記」した人を基にして中国当局が発表する失業率や失業統計の仕方が実態に合わないので改めるべきだとの批判も出ているようです。

中国人保部の発表では去年の11月まで地元に帰った農民工の数は485万人に上るとしていますが、ある調査によれば河南省だけでも地元河南省に戻った農民工は377万人に上るとの数字を挙げています。中国全土では仕事を失い地元に帰った農民工の数は既に1000万人に上るとの報道もあります。

中国では、今年は農民工失業問題と大学生の就職難が大きな課題となるとの指摘があります。
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by sakaijiu1 | 2009-01-14 00:13 | その他