中国貴州省とそこに住む少数民族の事を主に書いてます。また、希望工程を通して見た中国農村部の教育の現状や中国の農村の様子についても書いてます。


by sakaijiu1
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役職の呼び方

「扶貧手記」上海文芸出版社 藩 年英著という本があります。(1997年出版)この本は、貴州省の幹部だった著者が貴州省のある貧困県に行き、鎮の幹部(中国の役職では鎮長助理)となりその地区の農村の改善に取り組むというものです。

藩 年英という人がその地区に滞在した一年間の間に書いた記録で、赴任した鎮や村の様子が記録されており大変興味深く、また貴重な本です。

著者は1996年春に貴州省の南面鎮という所に赴任します。この人はお酒が飲めないようで、県の幹部達の歓送迎会で、地元幹部から酒が飲めないと仕事も円滑に行かないからと無理やりお酒を飲まさせられ、閉口する場面も出てきます。

以前の農家の様子 80年頃まではこのような農家が多かったようです

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鎮の人口は約2万4千人で、ある村の一人当たりの平均年収は1500元、ある村の年収は580元とあります。(p22) その当時の著者の月給は600元と書いてあり、鎮の職員の平均給料は月額300元位と推測しています。様々な部門で働く職員の数は全部で407人ですが、この職員の数には教師や村級レベルの職員は含んでません。

著者は村の貧しさの原因の一つに、この職員の数の多さを挙げています。私が最近会った「郷」で働いている人は、08年度で月額600元と話してましたが、現在は郷レベルや鎮級の幹部や職員の平均的な収入はどの位なのでしょうか? 

この本を読んで私も納得したことの一つは、中国では副書記や副学長や副県長、副主任などの役職の人を呼ぶ際には、必ず副を省いて某々書記、某々学長、某々県長と呼ぶのが習慣であり、相手に対する敬意を表すことにもなると書いてあることです。これには私もうなづくものがありました。

私も最近になって知ったことですが、大学生が村の幹部となり村に赴任するという制度が全国の省レベルでも行われているようで、期間は3年間だそうです。その期間が過ぎると優先的に公務員として正規に採用されることもあるそうです。

また、「支教」といって大学生が貧しい農村に行き1,2年の間先生となり、農村の中学校や高校で教えるという試みも行われているようですが、その人たちが農村に行き何を感じ、何を考えたかを是非知りたいと思ってます。
貴州省のある農村地帯の農家の様子。古い農家は一階建てが多い。
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最近はこのような三階建ての農家も増えてます。残念ながら家の中には入ってませんが。

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by sakaijiu1 | 2008-05-02 02:49 | 中国生活