中国貴州省とそこに住む少数民族の事を主に書いてます。また、希望工程を通して見た中国農村部の教育の現状や中国の農村の様子についても書いてます。


by sakaijiu1
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カテゴリ:中国生活( 5 )

回虫の話

貴州省のある大学で日本語教師(海外青年協力隊)として働いていた人が書いていたブログに、任期を終え日本に帰国して身体検査を受けたら回虫がいるとの検査結果が出た云々との記述がありました。日本では最近は回虫が発見されることはほとんど無いので、この方も健康診断の結果、回虫が発見されたということでかなりショックだったようです。

貴州省内の回虫に関する記事が、5月11日の中国広播网や貴州都市報などの電子版に掲載されています。

5月11日の貴州都市報によれば、貴州省内の回虫感染率は42.41%で、感染者は貴州省で1600万人にのぼり、中国全土で貴州省が一番感染率が高く、貴州省は全国平均の3倍の感染率だそうです。

農民や小中学生が回虫感染者の大半を占め、特に感染者の半分は小中学生だそうです。省都の貴陽市内の小中学校の児童生徒の感染率は7.68%で貴州省内のほかの地域と比べかなり少ないようです。

1991年に調査したときは「人体寄生虫病感染者」数は76.31%だったが今回は47.52%まで下がったとの記述もあります。

専門家は、回虫の感染率が高い地域では衛生教育に努め、衛生状態の改善や飲料水などの改善にも努力すべきだと指摘しています。また、14歳以下の児童には半年に一度、大便検査を行うべきと建議しています。

私が中国に語学留学していたのは1988年から1990年頃ですが、その頃は日本に帰国したら必ず回虫の検査は受けるように、留学生は注意していました。また、回虫駆除の薬を飲むよう注意をしてました。

私も今年中には貴州省に留学生として行く予定ですが、回虫感染率約42%という数字にはいささか驚いています。

そういえば、私が小学生の頃は年に一度検査が必ず行われていたように思いますが今はどうなんでしょうか?
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by sakaijiu1 | 2009-05-31 22:48 | 中国生活
09年度の公務員試験の申し込みがこのたび締め切りとなったそうです。08-10-27の南方網によると申し込み希望者は約100万人に達したそうで、平均倍率は73倍で一番の難関は4000倍にも達するとのことです。08年度は希望者は約80万人だったそうでから今年一年で20万人増えたことになります。

貴州でも08年度は一番競争率が高かった公務員の部門は採用3名ないし4名の枠におよそ2千人を超える希望者が殺到したそうです。このように公務員人気が高いのは待遇が良いことや失業がないことなどが理由となっているようです。また大学を卒業したものの職探しは難しい(07年度の大学卒者の就職率は70%)ので公務員志望者が増えている一因となっているようです。

ネットに大変興味深い書き込みを見つけました。大学を卒業したばかりの人が上海市の公務員に採用され、その自分の収入の状況を書いているのです。08-11-04

それによれば一年の収入は以下の通りです。年は24歳。
基本収入15000元(上海の公務員は年間13ヶ月分支給されるとのこと)・毎月支給されるボーナス分500元・毎月の加算金が200元で合計35600元。この人は採用されたばかりなので毎月支給されるボーナスが年間1500元だが試用期間が終わり正規採用となると年間3000元となるそうです。したがって試用期間が終われば基本給は年間合計5900元となります。

この基本給以外にはいわゆる様々な暗補や明補ですが、上海市の場合は、食事の補助金が毎月300元、年4回支給される交通補助金が1回に付き400元、7月、8月、9月に支給される高温費が(上海は夏暑いので?北京など都市では冬に暖房費が支給されるのでその代わりでしょうか)1回に付き500元、新年・旧正月・国慶節・5月の連休を過ごす手当がそれぞれ2000元、これ以外には旅行費が2000元、奨励金が6000元、健康維持費1800元がさらに支給されるそうで、この現金で支給される手当だけで年間25000元になります。旅行費とは以前は親族訪問のための休暇制度や旅費が支給されていたのでその名残なのでしょうか 

これ以外には非現金として支給されるいわゆる「暗補」がありますが上海市の場合は一年で約6000元だそうです。したがって基本給と明補と暗補などの手当を入れると年間合計90000元となるそうです。

上海市の場合大学新卒者で年収9万元ですから、公務員は高額所得者に属すと思います。さらに公務員は昇給もありますし、退職金も、年金もあるので、中国でも公務員志望者が多く、人気がある理由はよくわかります。

国家統計局の今年の春の時点でサラリーマンの平均賃金(年間)は北京が39663元、上海が39004元、天津27687元、広東23078元ですからこれと比較しても公務員の待遇はかなり良いようです。
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by sakaijiu1 | 2008-11-13 23:00 | 中国生活
中国人の収入についていろいろ調べていると「補貼」とか「津貼」という言葉が出てきます。辞書で調べると一般に手当、補助などという訳語があてられています。補貼には「明補」と「暗補」の2種類あるようです。

私の手元に「経済生活熱丛书」という本あります。(中国人民出版社 1992年刊)これにかなり詳しく「明補」と「暗補」について具体的に書いあります。補貼が支給されるようになった理由は、消費物価が上がったのに働く者の給料が上がらないので、その生活を保障するために、生活保障の意味で「補貼」が支給されるようになり、これは一般に現金で毎月支給されるそうです。(p91)例えば交通手当、親族訪問手当などがある。この「明補」に対して「暗補」とは「非貨幣」で受け取る様々な補助で、家賃の補助や医療補助や暖房補助などがこの「暗補」にあたるそうです。

1989年頃の北京市民の新生児は毎月一人あたり7元5角の補助が支給されていたようで、他の都市も同じだったそうです。また、月5元の一人っ子手当や月10元の保育手当が支給されていたとの事です。食用油は一㎏に付き1,6元、米や小麦などの食料には一kg当り0,2元の補助がやはり出ていたそうです。

1988年当時、上海では市民は毎月6元から10元の住宅手当が出ていたとのこと。また、市政府が住宅を建設し、安い価格で市民に提供していたようです。これは「経済房」といって現在でも市政府が住宅を建設して住民に安く提供しています。

現在北京を初めとして公務員の給料についての改正が行われているようですが、以前から支給されている「明補」や「暗補」をめぐって問題が起きているとのことです。
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by sakaijiu1 | 2008-11-11 02:33 | 中国生活

Vサインする子供達

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写真を撮らせてくれと頼んだらこのようにVサインをして写真を撮らせてくれました。
こちらは民族衣装を着て。祭りでの大花苗族の子供。
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最近農村で子供達の写真を撮ると、その際にVサインをする子供が増えているようで、以前は写真を撮るとなると硬い表情や何処かよそ行きの表情を浮かべたように思います。最近は農村の子供もカメラ慣れしたせいか、Vサインをする子供が多いようです。

子供達の服装も以前に比べ、年々カラフルになっており、また、清潔な物を着ている子供が増えてます。子供にはお金をかけているのも感じます。中国の農村も様々な問題も抱えつつも、少しづづ生活が豊かになり、改善されているのを感じます。
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貴州省に住む少数民族は米を主食とすることもあり、農家にも電気釜が結構普及しています。テレビもある家も多いようで、衛星アンテナをよく見ます。また、以前は煮炊きは木を使っていたようですが、貴州省も中国有数の石炭の生産地であることもあり最近は練炭を使う農家も増えています。
電気釜は中型で400元、大型で600元。
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by sakaijiu1 | 2008-05-07 00:34 | 中国生活

役職の呼び方

「扶貧手記」上海文芸出版社 藩 年英著という本があります。(1997年出版)この本は、貴州省の幹部だった著者が貴州省のある貧困県に行き、鎮の幹部(中国の役職では鎮長助理)となりその地区の農村の改善に取り組むというものです。

藩 年英という人がその地区に滞在した一年間の間に書いた記録で、赴任した鎮や村の様子が記録されており大変興味深く、また貴重な本です。

著者は1996年春に貴州省の南面鎮という所に赴任します。この人はお酒が飲めないようで、県の幹部達の歓送迎会で、地元幹部から酒が飲めないと仕事も円滑に行かないからと無理やりお酒を飲まさせられ、閉口する場面も出てきます。

以前の農家の様子 80年頃まではこのような農家が多かったようです

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鎮の人口は約2万4千人で、ある村の一人当たりの平均年収は1500元、ある村の年収は580元とあります。(p22) その当時の著者の月給は600元と書いてあり、鎮の職員の平均給料は月額300元位と推測しています。様々な部門で働く職員の数は全部で407人ですが、この職員の数には教師や村級レベルの職員は含んでません。

著者は村の貧しさの原因の一つに、この職員の数の多さを挙げています。私が最近会った「郷」で働いている人は、08年度で月額600元と話してましたが、現在は郷レベルや鎮級の幹部や職員の平均的な収入はどの位なのでしょうか? 

この本を読んで私も納得したことの一つは、中国では副書記や副学長や副県長、副主任などの役職の人を呼ぶ際には、必ず副を省いて某々書記、某々学長、某々県長と呼ぶのが習慣であり、相手に対する敬意を表すことにもなると書いてあることです。これには私もうなづくものがありました。

私も最近になって知ったことですが、大学生が村の幹部となり村に赴任するという制度が全国の省レベルでも行われているようで、期間は3年間だそうです。その期間が過ぎると優先的に公務員として正規に採用されることもあるそうです。

また、「支教」といって大学生が貧しい農村に行き1,2年の間先生となり、農村の中学校や高校で教えるという試みも行われているようですが、その人たちが農村に行き何を感じ、何を考えたかを是非知りたいと思ってます。
貴州省のある農村地帯の農家の様子。古い農家は一階建てが多い。
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最近はこのような三階建ての農家も増えてます。残念ながら家の中には入ってませんが。

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by sakaijiu1 | 2008-05-02 02:49 | 中国生活