中国貴州省とそこに住む少数民族の事を主に書いてます。また、希望工程を通して見た中国農村部の教育の現状や中国の農村の様子についても書いてます。


by sakaijiu1
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さまざまな支援策

07年の新学期から中国政府は農村における義務教育段階で、学費や雑費など無料化以外にもさまざまな支援策を実施するようです。(中国は9月が新学期となります)

たとえば、教科書代の無料化や寄宿舎費の補助などの政策も実施するとのことです。また、農村における危険な校舎改造や修理も積極的に推進して行く計画だそうですが、何せその対象となる児童生徒の数が膨大なので、どこまで計画が実現し、農村の教育状況が改善されるか疑問視する声も聞こえてきます。

小中学校の児童に対する寄宿舎費の補助とは、中国では小学生も学校が家から遠いので寄宿舎に住み寮生活をする児童が多く、寮生活をして週末に家に帰る児童も多い。そのような児童のために寮費を援助するというもの。

すべての子供に椅子と机を!すべてのクラスに教室を!というスローガンがあったほどで中国農村部の貧困地区の小学校などはでは、満足に椅子も机もない状況の中で勉強している児童も多いのです。また、複式学級、複複式学級も数多い状態です。

中国語で「代課老師」と言い代用教員も大変多い状態です。

中国のすべての農村地区の義務教育段階の無料化が始まった今年を契機として、今後どれだけ農村部の教育環境が改善されるか注目の的となります。まだまだ倒壊しそうな校舎や教室で学んでいる児童も数多いのが現状です。

寄宿舎の中のベットと布団

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by sakaijiu1 | 2007-11-25 01:38 | 中国の農村と学校

義務教育の無料化

中国では、今年の9月から中国全土の小・中学生の学費および雑費を中央政府や省などの地方政府が負担することとなり、ようやく義務教育期間中は無料化が実現したようです。

個人的にも、貧しいため学費を払うことが出来ないため学校へ通うことの出来名ない児童の学費の援助をしていた一人としてもこれは大変うれしいことです。また、中国で行われている「希望工程」という運動に賛同して中国農山村部の子供たちの学費支援をしたことがある者としても、これは大変に喜ばしいこと想います。

以前は家が貧しいため、学費が払えず学校に入学しても途中で退学する児童・生徒の数が大変多く社会問題となったこともあります。特に80年代中頃から90年代初めにけては深刻な社会問題となりました。

その結果「希望工程」という義捐金を募り、貧しいがため学校に通えない子供たちを支援する運動が全国的に展開されました。その運動は中国では大変大きな反響を呼ぶとともに、大きな成果も挙げました。海外からも多くの募金が寄せられました。この運動は中国でも最も成功した運動の一つとされています。

中国も経済成長や発展も目覚しいなか、2000年に入ると中央政府や省政府が義務教育費を負担すべきという声も大きくなり06年度から中部地区で、07年度から中国全土で義務教育期間中は無料化が実現したのです。

中国農村部の小学校に行って、その学校の様子のひどさに言葉を失った事もありました。06年から農村部の小中学校の学校の改修・修繕や新築も積極的に進めているようです。

しかし中国全土で義務教育段階の小中学生の数は約2億人、農村部の児童生徒は約1億5千万人と日本総人口より多いので、義務教育段階の教育環境を改善すると言っても時間がかかりそうです。


これは貴州省のある村の小学校の校舎。この中で一クラスが勉強していました。


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by sakaijiu1 | 2007-11-13 00:04 | 中国の農村と学校