中国貴州省とそこに住む少数民族の事を主に書いてます。また、希望工程を通して見た中国農村部の教育の現状や中国の農村の様子についても書いてます。


by sakaijiu1
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革家族は現在の時点では「革家人」と呼ぶべきかも知れません。中国政府は現在の時点では、革家族はあくまで苗族の一支族という認識のようです。

少し古いのですが「太洋網」というネット版(2004-3-31付け)には、革家族はまだ識別の済んでいない民族に属すると書いています。また、現在中国に住んでいると言われる56の民族のどの民族にも属していないと書いています。

残念なことには、その根拠については書いてありません。なぜ苗族ではなく別の民族であるかその理由と根拠については何も書いてません。

百度中国語版で「革家族」を検索をすると、革家族の人達は自分達でも「私達は苗族ではなく、別の民族であると主張している人も多い」と書いてあるブログやHPも多いようです。

ただし、そのようは主張をする根拠について触れている人やHPは少ないようです。

以前にも書いたように「神秘中国」という本の中では「革家族」はスイ族の末裔ではないかとの説を唱えています。

1950年に黄平県を調査した中国の著名な社会学者・民俗学者である費孝通教授は「革家族は一つの民族である」との見解を述べたそうです。「革家族は苗族でなく、別の一つの民族である」との結論づけたようですが、残念ながら私もこの本はまだ見ていません。


革家族の衣装は色鮮やか 帽子に刺さっているのが矢を象徴している

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既婚者の衣装は違います。

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by sakaijiu1 | 2008-02-17 01:45 | 革家族について

子供が学校を辞める背景

「希望工程」という運動が起きた背景には、子供達が学校を途中で辞めるという現象が広く見られるようになったことが大きな理由として挙げられます。

警告共和国 神経憂慮禄 団結出版社1993年 この本の中に「経済日報」に1992年2月22日の記事として次のような記事が掲載されたと書いています。(第6章希望工程的嘆息p333 )

最近十年の間に5000万人が学校を辞めたと。また270万人もの学齢期の児童が就学していない。学校を辞める児童・生徒の内、家が貧しくて学費を払えないため学校を辞める児童は30%を占める。つまり1500万人の児童が家が貧しいので、学費を払えないので学校を途中で辞めてしまう悲惨な状況があると。

「中国人怎么了」 红旗出版社 1992年12月 この本の中では、1980年から1988年の間に全国で3700万人の児童が学校を辞めたと書いています。また、全国には約2億2千万人の義務養育段階の児童生徒の内三分の一程度が小学校を終えると、更に三分の一が中学に進み、更に三分の一が高校に進学すると。

邓小平が1899年に教育の重要性を指摘し他の分野を犠牲にしても養育面での問題を先に解決すべきと指摘したそうです。

そのような背景の中で「党中央中国青少年発展基金会」という団体が、募金を集め「貧困地区失学少年基金」を設立する。集めた資金により、経済的困難から学校を辞めた子供達に学費援助し、再び学校に通わせると。そしてこの運動を「希望工程」と名付けると。

当時の邓小平、李鵬、李先念、楊尚昆などの国家的指導者もこの運動を支持し積極的に応援したそうです。邓小平は自ら希望工程の題字も揮毫し、募金もしたそうです。

この「希望工程」は、このような社会的背景の下、また邓小平など国家的指導者も卒先し、賛同したため大きな社会運動となり、中国社会で大きな反響を呼ぶととになったようです。また、海外の華僑や日本を始め海外の国々からも多くの賛同者や支持者を集め、その送られた資金により多くの子供達が再び学校に通うことになったのです。


最近中国農村部で建てられている小学校はこのような建物が多く、タイル張りが多い。

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by sakaijiu1 | 2008-02-13 15:23 | 希望工程

希望工程について

1989年10月30日に中国青少年発展基金という団体が国内外に次のように宣言した。貧困地区の「失学少年」を救う為に基金を設立する。 (注)中国語で「失学」とは学校を途中で止める事を言い、理由は家が貧しいため学費を払えなくて学校を辞めたり、親が学校に通わせないで働かせるなどに因る。

この基金設立の目的は、家が貧しいが為に学校を辞めてしまった子供達を再び学校へ通わせることにありました。貧困地区の子供達を再び学校に呼び戻すことにあり、この運動は希望工程と名付けられた。

この運動は中国国内は無論、海外でも多くの賛同者が現れ莫大な募金が寄せられました。寄せられた募金により中国では多くの小学校が建設され、多くの子供達が学費の援助を受け再び小学校に通うことが出来るようになりました。

日本でも多くの賛同者が現れ、様々な団体や個人がこの運動に共感して貧困地区と言われる農村部に小学校が建設されました。また、子供達への学費の援助を行いました。

私も以前所属していた団体がこの希望工程に賛同して、広く募金を募り、中国貴州省に小学校を建設しました。

中国農村部に行くと××希望小学校と名付けられた小学校を数多く見かけます。そのような学校を見るとこの運動のもたらした影響の大きさを改めて感じます。

07年9月から中国では学費や教科書代を中央政府や地方政府、地元政府が負担することとなり、義務教育段階での教育費の無料化がようやく実現しました。

「希望工程」という運動が起きた背景と多くの人たちがこのような運動に賛同した理由を少し考えて見たいとおもいます。

実は私も学校を建設するに際し中国農村部の学校を訪れ、その酷さには絶句したものです。


二階建ての校舎の様子

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教室の中で授業中の子供達
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教室の内部
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by sakaijiu1 | 2008-02-12 01:58 | 希望工程

農村の小学校

中国を訪れた際には出来るだけ農村に行き小学校を見学するようにしています。

中国ではようやく農村部での義務教育段階での無料化が昨年9月から始りましたが、学校や教室の整備についても以前に比べて中央政府・省政府が大量の資金を投入して、校舎の建設・整備などにも力を入れているようです。

しかし、長い間農村部の義務教育は地方政府に任せていたため教育のハード面での遅れは日本では想像出来ないほどの状態となっています。

80年代90年代には危険な校舎や教室が倒壊して生徒が負傷や死亡したとの報道もなされています。1993年新華社6月15日陝西省で校舎が倒壊して生徒が一名死亡し多数の負傷者が出たとの報道

中国では80年に出された党中央、国務院の文書=「関与普及小学校教育若干問題的決定」のなかで「二三年の内に、出来るだけ短い期間に、危険な校舎を無くし、各クラスに一つの教室を、一人一人の生徒に椅子と机を備えるように努力しなければならない」との決定をしています。

そのような通達が出ても、農村部ではまだまだ一つの教室で多くの学年が授業していることも多いのです。また、一つの机や椅子に多くの生徒が腰掛て勉強していることも多いのが実状です。

最近出来た農村部の小学校でも各学年の数だけの教室しかない状態で、日本の小学校のように各学年の教室以外に音楽室や理科室などの特別教室は一切無しという学校も数多いのが現状です。

まして体育館やプール、パソコン教室などはありません。グランドでさえテニスコート一面程度の広さというのが多いです。 

国旗掲揚の塔は不思議と何処の学校にもあります。

そういう実状を見ると如何に農村部の教育が如何に長い間中国では蔑ろにされてきたかがわかります。

農村部の小学校。一つの教室で先生たった一人で一年生から三年生まで教えている 先生は代課老師。  最後列の白い服装の女性が先生

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校舎の全景。日本の学校の教室一つ分位広さ。左の側の部屋が先生の部屋
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教室内部。「すべての子供に椅子と机を!」というスローガンが実感できる様子となっている
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by sakaijiu1 | 2008-02-09 01:34 | 中国の農村と学校

貴州省の温泉

貴州省は他の地域と比べ温泉が多いようです。もっとも最近では中国でも温泉を掘削して開発した大型レジャー施設としての温泉も増えているようですが、、、。

貴州省東南部、黔東南苗族自治区剣河県岺松郷にある剣河温泉は、日本の一軒宿の温泉場のようで周りが緑に囲まれ、中国にしては大変静かです。ここも最近は夏などは多くの観光客が訪れ大変混雑するそうですが、、、、

3月頃は訪れる人もほとんどなく大変落ち着いたいい温泉場です。ここの温泉は水着着用です。湯加減も丁度好い加減でした。

温泉セットも売っており石鹸・シャンプーセットで5元、タオル、水着も売ってます。ロッカーもありますので安心して温泉を楽しめます。入浴料は8元。

個室の温泉もあります。個室の場合は、湯船にお湯を入れてもらうようになってます。

ある雑誌を見ていたら、以前は地元の人達は男女混浴で入っていたとの記述がありました。また、当然現在のように水着は付けずに裸で入っていたそうです。

剣河温泉へは、岺松郷剣河温泉入り口から三輪車に乗って3元で約15分。
報京郷から約1時間で岺松郷。

剣河郷周辺に住む苗族の姉妹飯も有名だそうで、一度視たいと考えてます。

剣河温泉大変きれいです。お湯の温度も丁度良い
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温泉村のようす。宿泊施設も最近出来ています。


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by sakaijiu1 | 2008-02-05 01:28 | 貴州省と少数民族