中国貴州省とそこに住む少数民族の事を主に書いてます。また、希望工程を通して見た中国農村部の教育の現状や中国の農村の様子についても書いてます。


by sakaijiu1
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今年貴州省に行った際、貴州省内のある師範大学を訪問することが出来ました。卒業後先生となる学生と話す機会があり、小学校の先生の給料はどの位かと聞いたところ現在は月1000元位だと話していました。

00年貴州に募金で小学校を建てることになり、どこに学校を建てるか事前に調査行ったのですが、その頃は先生の給料を聞いたところ月300元から400元位と話していたように記憶しています。その頃山西省の農村部の先生の給料も400元位でした。

中国教育報電子版の08年6月16日に「ある農村教師の十年間の給料変化」という興味ある記事が載ってます。その記事によると山東省の農村の中学校のある教師の場合1999年師範大学を卒業して新任の教師なった時の初任給は月248元だったそうです。99年7月から2001年の間は月380元、その後05年には412元になり、その後500元と上がり、06年には868元となり、07年には月1153元になったとの事。

やはり山東省ある農村の小学校の先生場合は、06年で月1000元との記事があります。この村では月1000元の給料がもらえる仕事は無いので村人からは羨ましがられているそうです。

05年7月4日の青年報電子版に、山東省の農村部の教師の待遇について調査した結果が載っていますが、05年当時農村部の小中学校平均給料は約月480元で、その中でも最も低い所は308元で、最も高いある県では平均月1700元との事。この県がなぜこのように高い給料を払うことが出来たのかについての記述はありません。
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by sakaijiu1 | 2008-10-18 02:44 | 中国の農村と学校

麦刈り休み=麦暇

ネットを見ていたら「麦暇」という言葉を見つけました。農村の中学校の教師が書き込んだネットには、その教師が勤務する中学校の場合、一年の休みは、麦暇7日、暑暇35日、秋暇7日、寒暇12日となっているそうです。

ところで、ここに出でくる「麦暇」という単語を、現代漢語大辞典(中国社会科学院研究所)や中日大辞典(大修館)で調べたところ載ってませんでした。

中国語の「百度」で検索したところ「麦暇」という単語は出てきました。麦の収穫で忙しい時期に小中学校が休みとなり、児童や生徒が麦刈りや収穫の手伝いをするための休みのようです。休みの長さは1週間から10日間。

この「麦暇」は都市部の学校ではなく、農村部の学校だけにある休みのようです。ただし最近では多くの地方では以前からあった「麦暇」や「秋暇」がなくなり「暑暇」「寒暇」の二種類となる学校も多いようです。

私も1950年代に福島県の田舎で小学校時代を送りましたが、そのとき「田植え休み」というのがありました。田植えの時期に学校が休みとなり家の田植えの手伝いをするのです。期間は1周間だったように記憶していますが、60年代始めには田植え休みはなくなったような気がします。

河南省鶴壁市では、全市の小中学校で2004年から「麦暇」ならびに「秋暇」を無くしたとの報道がありました。ご存知のように河南省は中国でも最大の農業生産拠点です。このようなところでも「麦暇」が無くなりつつあるという事は農村部の変化を感じます。

また、その教師が勤務する中学校には、毎日朝自習や夜の自習もあるとの記述もあります。その中学校には重点クラスと普通クラスがあると書いてあり、重点クラスに入るには500元必要なこと、そのクラスの教室の床は大理石で、壁もタイル張りで、教室には大型のスクリーンも備わっているが、普通クラスは床もコンクリートで黒板があるだけだそうです
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by sakaijiu1 | 2008-10-14 14:42 | その他

大学生の就職難

ここ数年中国では大学生の就職が大変難しいこととなっているようです。また、新卒大学生の初任給も以前と比べると大幅に下がっているようです。

大学生の就職難の理由のひとつは2000年以降中国の大学の入学定員が大幅に増え、大学への進学率が以前と比べ大きく増えた結果です。ある資料によれば2000年度の大学卒業生の数は107万人、01年は115万人、02年には145万人、03年には212万人、05年には338万人、06年には413万人、07年には413万人と爆発的に増えています。08年度の大学卒業生予定者の数は560万人とのこと。

このように大学生の数が大幅に増えた結果、ここ数年の大学生の就職率は70%前後に低迷しているそうです。また、大学生の初任給も以前に比べだいぶ低くなってるようで、06年度は大学生の初任給は800元から1200元が一番多かったとの報道もあります。多くの大学生は月2000元程度の賃金を希望しているようですが、以前と比べ希望する賃金の職に就くことが出来る大学生は極めて少ない。

留学生の引率などで中国の大学にも行く機会も多いのですが、中国の大学もいくつもの大学が統合して規模を拡大している場合や単科大学が総合大学へとなる場合も多いようです。また、大学の設備も大変豪華になっています。

今回貴州を訪れた際に訪問した貴州師範大学凱里学院もその名前が示すように以前は教師を養成する大学だったのですが、4年制の総合大学へと変わったそうです。

卒業後は小学校の先生となる予定の学生達と話す機会があったのですが、貴州省では小学校の先生の初任給は1000元位だと話してました。00年頃は山西省の農村での小学校の先生の給料は400元くらいでしたから先生の待遇も以前に比べ大部改善されたと思います。

ある資料によれば中国では大学生が入学から卒業までに必要とする費用は最低15万元だそうですが、今後も大学生の就職難は大きな社会問題となりそうです。
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by sakaijiu1 | 2008-10-03 23:26 | その他