中国貴州省とそこに住む少数民族の事を主に書いてます。また、希望工程を通して見た中国農村部の教育の現状や中国の農村の様子についても書いてます。


by sakaijiu1
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神棚(神龛)について

「头戴太阳的土民--黄平革家」によれば革家族の家には必ず神棚(中国語では神龛)があるそうです。また、「祖鼓」と言って家の代々の祖先の魂が宿る物を楓の木で作り家に祀るとの事。部屋の中には紅白で作った弓箭も飾るそうです。「寻找羿的后人」によれば神棚の上に紅白の弓箭を飾ると記述してあります。
家に祀ってあった神棚。私もこの2冊の本は、村へ行く前に目を通した訳では無かったので家を訪れた時にはあまり注意を払うことなくただ見ただけでしたが、、、「祖鼓」がどこにありますかと尋ねるだけの予備知識があった訳ではありません。
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# by sakaijiu1 | 2009-11-18 03:05 | 革家族について
中国文聯出版社から出版された「头戴太阳的土民--黄平革家」と言う本があります。2004年に出版された本で貴州省黄平県に住む少数民族である革家人の歴史やその文化、習慣について書かれた本です。
革家人の場合銀飾りは、頭に着ける銀飾り、首に付ける銀飾り、手に着ける銀飾りの3種に分かれると書いてあります。(十一 銀飾り p49) 特に首飾りの場合には大きい田螺をかたどった物を身に付けるが、その大きい2つの田螺は互いに口を向けあっており、その意味するところは永遠に仲むつまじく、また永遠に分かれないことを象徴しているとの事。また、もう一つの大きい丸い輪の首飾りには、龍や魚、鳥と太陽、太陽を守る蜘蛛が刻印してあるとの事。また、間に見える銀の首飾りからは九種類の刀や矛、剣等の武器がぶら下げてあるがこのことは歴史上、革家人は大きな戦争を経てきた事と関係を示すものである等。かなり詳しく革家人が身に着けるその見事な銀飾りについて解説してあります。この写真を見ると革家人が盛装の際に身に着ける銀飾りの持つ意味が、よく理解出来ます。身に着ける銀飾りは未婚、既婚の区別はないようです。
田螺を表す銀飾りすぐ分かると思いますが、丸い銀飾りの下から一番長く下まで延びているのが九種類の武器を模した銀飾りです。この本によれば大きな耳飾りもするとの事でしたが、この時はしてませんでした。蚕の形をした耳飾りもあるとのことです。
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この人は既婚者ですが、首飾りに関しては違いはないようです。
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楓香村の様子。革家人は稲作民族だそうで家の周りは田圃が多い。田では鯉などの魚も飼う。
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# by sakaijiu1 | 2009-11-13 00:47 | 革家族について
苗族の一支族の革家人(注:家に人偏あり)の場合は未婚者と既婚者は身に着ける帽子により区別するようです。革家人の場合はかぶる帽子で未婚者か既婚者は分かります。
盛装した革家人の未婚の女性の服装。革家人の場合は、身に着ける帽子で未婚か既婚を区別している。
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革家人既婚者女性の盛装した服装。身に着けた帽子が違います。
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結婚した若い女性の服装ですが、こちらは盛装ではなく普段着。
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中国貴州黔東南州黄平県の楓香村は革家人の村です。ある農家の前で
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# by sakaijiu1 | 2009-11-09 23:43 | 革家族について
貴州民族出版社から2005年に出版された「苗族婦女服装研究」(著者:席克定)という本があります。その本の第5章の「三、苗族婚姻活動中的婦女服装」という項の中で著者は「苗族は未婚少女と既婚女性は、身に付ける髪飾りや髪型、帽子、髪に付ける櫛等で区別する」と書いています。南開郷周辺に住む大花苗族についても未婚女性と既婚女性の違いは、その髪型を見れば一目瞭然です。
右が既婚者の髪型で左が未婚の髪型。
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若いお母さん方が多いのと子供が多いのが目に付きます。少数民族は一人っ子政策の制限はないこともあって子供が多い。子供も背中に背負う。ある漢族の中国人がこの写真を見て日本人と同じ背負い方だとの感想を漏らしたのが印象的でした。
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こちらは未婚の少女達。
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髪を丸く結い上げていますが、髪は必ずしも地毛ではないようで、なぜ大きくするのかは分かりません。
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こちらは小花苗族の少女達。小花苗族も既婚者の髪型は大花苗族と全く同じ
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# by sakaijiu1 | 2009-11-07 03:48 | 貴州省と少数民族
毎年農業歴2月25日に、南開郷の三口塘で行われる「赶花場」という祭りについて、「中国古鎮游」という本に割と詳しい記述があります。「中国古鎮游」という本は旅行案内書なのですが、このガイドブックは「貴州」の巻については他の旅行案内書ではあまり触れていない民族について、そしてその風習などについても詳しく記述してあり、大変よい本だと思います。
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「中国古鎮游」の「貴州・南開の章」の中に「赶花場」と言う祭りは、小花苗族の人達にとっては親戚や朋友に会う機会であるとも書いています。苗族は、山深い村々に住んでいるので、普段は往来はあまり多くないので「赶花場」は一年に一度親戚達や朋友達が一同に会する数少ない機会であるとのことです。また、昼近くになると火をおこし、食事の準備をし皆で食事をすると書いています。また、食事の習慣として以前は箸でなく、ひょうたんで作ったスプーンのようなもので、大きい木の椀に盛ったご飯をそのスプーンを皆で回しながら、そのご飯をすくって食べたと書いてありました。それで「伝伝飯」と言ったそうです。確かに他の祭りで、食事を持参して食事をすると言う光景はあまりない事かもしれません。この祭りに来るため2,3時間かけて来る人も多いようで、そういう点からも食事持参でなければ無理かもしれません。この本には「赶花場」の写真も何枚か掲載されているのですが残念ながらカラーでないこと、印刷もよくないのでよく分かりません。また、何時頃撮影したのかも不明です。
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私が08年に「赶花場」行った時には、たき火をして食事の準備をするというような光景は見ることはできませんでした。しかし、この日のために昼ご飯を持参して食事をしている家族やグループはよく見ました。当日も祭り目当ての物売りや簡単な食事を出す移動販売の店舗も多かったですが、そこで食事する人は殆ど見かけませんでした。皆自分たちで昼ご飯を持参して、食べていました。
お願いして私も食べさせてもらおうとしたのですが、ご馳走を分けてもらうのは申し訳ないと思ったのと、代わりに上げる物も何も持っていなかったので頼むのはやめました。
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# by sakaijiu1 | 2009-10-31 18:01 | 貴州省と少数民族