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中国貴州省とそこに住む少数民族の事を主に書いてます。また、希望工程を通して見た中国農村部の教育の現状や中国の農村の様子についても書いてます。


by sakaijiu1
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酒井法子逮捕の報道

酒井法子が警視庁の施設に出頭し、その後逮捕されたとの報道は人民網電子版、中華網電子版、香港の明報電子版等のメデアで報道さています。人民網電子版では8月8日東京駐在の記者の記事として、酒井法子が警視庁の施設に出頭した事、その後逮捕された事、酒井法子の弁護士を通じて自首を要請していた事、酒井法子は罪を認めている事などを報じています。

香港の新聞明報電子版では、産経新聞の記事を引用する形で、酒井法子が失踪してから、逮捕に至る経緯を詳しく報道しています。

ネットで知った事ですが、今年3月から撮影が始まった「夢の壁」という日中合作映画に酒井法子が出演することになっていたが、このことが報道された後に酒井法子が右翼から脅迫を受け、子供や自身の安全を考えこの映画への出演を辞退したとの報道もあります。そもそも右翼から脅迫を受けたという事が事実なのかネット等で調べても確認は出来ません。中国では酒井法子が右翼から脅迫をうけこの映画への出演を辞退したとの書き込みがされています。

日本では、あるサイトが酒井法子がこの映画に出演するにあたって、批判を浴びることがあったというという記事を掲載し、大役を演じる酒井法子は「出演を決めたらいろんな所から批判を浴び、議論の対象になることはわかっていました。」「どんな困難が待ち受けていても、演じたいという気持ちは変わりません」と宣言したとも書いてます。

この日中合作映画「夢の壁」(監督張加貝)の製作発表会が今年の3月13日に北京で行われたそうですが、主演は小林綾子で、酒井法子はこの映画には出演はしてないようです。この映画は現在も撮影中で来年6月に公開される予定だそうですが、酒井法子が若しこの映画で主演していたら大変な事になっていた事でしょう。
# by sakaijiu1 | 2009-08-09 01:51 | その他

酒井法子の失踪について

人民網電子版、新華網電子版 中国網電子版、新京報電子版など中国のメデアが酒井法子の失踪について報道しています。新華網は日本人女性スター酒井法子の失踪という記事を掲載。中国網でも酒井法子失踪という記事の中で「她在中国有巨大影响」と書いています。新京報網では「酒井法子失踪、夫が毒物所持で逮捕され」との記事を載せています。「酒井法子は何処へ」という記事もあります。その記事のなかでは彼女の詳しいプロフィールも載せてあり血液型や星座なども書かれています。

酒井法子は北海道か?等という憶測記事もみられますが、各メデアとも今回の酒井法子の失踪に関してかなり詳しく報道しています

私は90年代に中国に留学していた事がありますが、その頃酒井法子の名前を中国人の口からよく聞いた覚えがあります。「酒井法子を知っているか?」「酒井法子は好きか?」などと。
私は彼女には全く興味も関心も無かったので「酒井法子」の事を聞かれるたびに閉口したものです。彼女が出たテレビも映画も見た事がないので聞かれても答えようが無かったのです。

今回の中国のマスコミの報道を見て改めて酒井法子が中国で大変人気があることを知った次第です。
# by sakaijiu1 | 2009-08-06 01:17 | その他

西江千戸苗塞について

新聞の報道によれば西江千戸苗塞では、今年4月から村に観光目的で入る場合には一人に付き100元(2010年4月までは60元)を徴収するとのことです。100元を払い村に入場すれば、村の中にある西江苗族博物馆、西江農民画展示馆、西江鼓藏头祭鼓堂などの見学が出来て、毎日何度か定時に行われる歌や踊りも参観が出来るそうです。また、去年の国慶節前からは村の全ての家々や村の通りは夜になると灯りをともすようになったそうで、その夜の西江千戸苗塞の写真は日本の某新聞にも載っていました。
08年3月村の様子。昼ですが
西江千戸苗塞について_f0141553_4524426.jpg

西江千戸苗塞について_f0141553_4582364.jpg


私が西江千戸苗塞に行ったのは昨年3月ですが、わずか一年の間でも随分と様変わりしたものです。その時には西江苗族博物馆、西江農民画展馆、西江鼓藏头祭鼓堂などは、まだ出来てませんでした。観光客が来ると広場での踊りの披露はありましたが、改めて中国の農村部での急激な変化には驚かされます。
村の中にある広場。観光客が来るとここで踊りなどが披露された。
西江千戸苗塞について_f0141553_513244.jpg


貴州省内の高速道路網も整備され、西江千戸塞通じる道路も舗装されこともあり、千戸苗塞を訪れる観光客もここ数年急激に増えているようです。貴陽市から高速道路を利用して凱里市経由で西江千戸苗塞までは約4,5時間で行けるので村を訪れる観光客も多く、一部の報道ではある黄金週間に20万人もの人が来たそうです。
西江千戸苗塞のバス亭 バス停の隣は招待所となっている
西江千戸苗塞について_f0141553_4432059.jpg


入村に際して一人100元という料金は、日本人などの旅行客にとってはそれほどの金額ではないかも知れませんが一部の中国人にとってはやはりかなり高く感じるようで、批判も出ているようです。村のバス停附近の「西江邮政招待所」は宿泊も可能で一人部屋が20元位、「苗家乐」と呼ばれる村の民宿が一泊一人20から40元ですから100元はかなりの値段です。これ機に他の観光地でもこのような形式での料金徴収が多くなるかもしれません。

中国少数民族誌 鈴木 正祟著 (三和書房)という本によると日本人の一団が最初に雷山県西江千戸苗塞(当時は雷山県西区)を訪れたのは1983年だそうです。残念ながらその本には鮮明な村の写真は掲載されていませんが、当時の村の様子を写真で見ると村の急激な変化と変容をつくづく感じるしだいです。
# by SAKAIJIU1 | 2009-07-04 02:54 | 貴州省と少数民族
鳥居 龍蔵氏が今から約100年前に貴州省や雲南省、四川省を現地調査した際に写した貴重な写真は、現在データベース化されネット上に公開されています。

「東京大学総合研究博物館データベース 人類先史 東アジア・ミクロネシア古写真資料(鳥居写真)」

ここに苗族の写真が170枚ほど載っていますが苗族の写真番号は10001番から100173番までのようです。 

朝日新聞社から出版された「鳥居 龍蔵全集」は残念ながら今は絶版となっているようですが、
上記のサイトで鳥居氏が写した貴重な写真を見る事が出来ます。このサイトの写真の方
が「鳥居 龍蔵全集」に載っている写真より画像は、はるかに鮮明で、きれいで、分かりやすいです。
# by sakaijiu1 | 2009-06-23 04:04 | 貴州省と少数民族

蕨について

貴州省に住む少数民族は蕨も良く食べるようです。「農貿市場」と呼ばれる市場や、農村の「市」で売られているのを良く見かけます。凱里市内の「農易市場」でも蕨が売られているのを見ましたし、西江千戸苗族の「市」でも蕨を売っているのを見ました。

「世界の食文化」(農村山村文化協会)第2巻「中国」 周 達生著の中で著者の周氏は「雲南省や貴州省ではワラビの「蕨や」ドクダミの「ji cai  蕺菜」を採集して食べるのだが、・・・・中略・・・・ 。前者は俗に「蕨菜」というが、貴州省のミャオ族の人々は、よくその塩漬けにしたものを食べていた。」と書いています。私は未だそのミャオ族が食べる「蕨の塩漬け」を食べたことがないのですが、機会があれば一度是非食べたいと思っています。

この「世界の食文化 中国の巻」では「蕨根粉」については残念ながら触れてません。貴州省に住む人から「蕨」については主に二通りの食べ方があり、その一つが「蕨根粉」という食べ方と教えてもらいました。この「蕨根粉」は蕨のでんぷんから作った麺です。食堂で「蕨根粉」と頼むと出されますが、「蕨根粉」は「鍋」に入れたりもするようです。食感は日本のトコロテンのような感じですが、乾燥した「蕨根粉」は、日本で言うならば「蕎麦」のような色で、束にしてスーパー等でも売っていました。

これが「蕨根粉」 トコロテンのような食感で、このときは鍋の中に入れる食材としても出されたものです。ここままタレと絡めて食べても美味しいです。
蕨について_f0141553_2244565.jpg



貴州省ではやはりドクダミの葉はあまり食べないようで、「世界の食文化 中国の巻」でも貴州省ではドクダミの根は食べるが貴州ではドクダミの葉を雲南省や四川省ほどは食べ無いようだと周氏も書いています。

ドグダミの葉のサラダ 上海の四川料理に行った際に食べたドクダミの葉。残念ながら料理の名前は忘れました。
蕨について_f0141553_2313140.jpg


「中国東北の旅」 村山 孚著(徳間書店)の中で著者の村山氏は中国の佳木斯市のホテルに泊まった時に朝食に「蕨の炒め物」が出てきて大変おいしかったという話を書いてす。このような蕨の炒め物は北京でもハルビンでもお目にかからなかった、それで佳木斯市のホテルの服務員にワラビに良く似た野菜の炒めた物がうまかったので「この料理は何だ?」と聞いたら「蕨菜」と書いてくれたと書いています。中国東北でも所によっては「蕨」は食べるようです。
# by sakaijiu1 | 2009-06-20 21:51 | 貴州の食べ物