中国貴州省とそこに住む少数民族の事を主に書いてます。また、希望工程を通して見た中国農村部の教育の現状や中国の農村の様子についても書いてます。


by sakaijiu1
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

代課教師=代用教員について

中国の農村部には現在も数多くの「代課教師」と呼ばれる先生がいます。ある資料によれば1999年には約82万人いた「代課教師」が、04年には約50万人に減り、05年現在では約44万人になったそうです。

06年度には、教育部の方針として「今後2,3年以内に代課教師は基本的に無くす」という政策を打ち出したようです。現在代課教師として働いている人には試験を受けてもらい合格した者については正式の先生として採用する、教師としての資格(特に学歴)やその基準に満たない人には退職してもらうとの事。

04年に中国山西省のある農村を訪れた際、村の学校を見学する機会に恵まれました。そこの先生はまさしく「代課教師」でした。1ヶ月の給料はいくらか聞いたところ100元という答えが返ってきました。その先生は「学前班」から3年生までの4クラスを一人で教えていました。

河南省教育網(08-01-18)のネット版に河南省のある農村の代課教師の話が載っています。その方は1986年に先生になって、現在まで同じ学校で先生をしているとの事。給料は、86年先生になった時が、月32元だったそうです。94年に47元となり、04年には100元に昇給し、昨年07年度からようやく月200元となったそうです。

やはりネットに甘粛省のある農村の代課教師の記事が載っていますが、その人の場合は1988年に先生になり、その時の給料は45元でしたが、その後75元、85元、120元と上がり05年時点で月200元となったそうです。

21世紀経済報道ネット版(2008-09-04)によれば広東省内には、現在でも5万2千人の代課教師がいるとの事、そしてその代課教師の給料は月200元から500元の間だそうです。08年時点で代課教師が何人いるかの統計は無いようですが、現在中国でも一番豊かな省のひとつである広東省に、今でも5万人を超える代課教師がいるので、06年度の教育部が立てた代課教師は2、3年以内に無くす」という政策はあまり進んでないようです。

私が以前山西省のある村でお会いした代課教師が今いくら位お金をもらっているか時々気になります。もし、また山西省に行く機会があれば是非再度訪ねたいと思っています。

山西省の農家、この年は雨も多くトウモロコシが例年になく豊作。軒先に積んであるのは練炭、家の中には炆(カン)がありました。
f0141553_236442.jpg

[PR]
by sakaijiu1 | 2008-11-03 02:12 | 中国の農村と学校