中国貴州省とそこに住む少数民族の事を主に書いてます。また、希望工程を通して見た中国農村部の教育の現状や中国の農村の様子についても書いてます。


by sakaijiu1
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「明補」と「暗補」について

中国人の収入についていろいろ調べていると「補貼」とか「津貼」という言葉が出てきます。辞書で調べると一般に手当、補助などという訳語があてられています。補貼には「明補」と「暗補」の2種類あるようです。

私の手元に「経済生活熱丛书」という本あります。(中国人民出版社 1992年刊)これにかなり詳しく「明補」と「暗補」について具体的に書いあります。補貼が支給されるようになった理由は、消費物価が上がったのに働く者の給料が上がらないので、その生活を保障するために、生活保障の意味で「補貼」が支給されるようになり、これは一般に現金で毎月支給されるそうです。(p91)例えば交通手当、親族訪問手当などがある。この「明補」に対して「暗補」とは「非貨幣」で受け取る様々な補助で、家賃の補助や医療補助や暖房補助などがこの「暗補」にあたるそうです。

1989年頃の北京市民の新生児は毎月一人あたり7元5角の補助が支給されていたようで、他の都市も同じだったそうです。また、月5元の一人っ子手当や月10元の保育手当が支給されていたとの事です。食用油は一㎏に付き1,6元、米や小麦などの食料には一kg当り0,2元の補助がやはり出ていたそうです。

1988年当時、上海では市民は毎月6元から10元の住宅手当が出ていたとのこと。また、市政府が住宅を建設し、安い価格で市民に提供していたようです。これは「経済房」といって現在でも市政府が住宅を建設して住民に安く提供しています。

現在北京を初めとして公務員の給料についての改正が行われているようですが、以前から支給されている「明補」や「暗補」をめぐって問題が起きているとのことです。
by sakaijiu1 | 2008-11-11 02:33 | 中国生活